NSCA-CSCSとはどんな資格?受験〜取得後の活躍について解説!
今回はパーソナルトレーナー認定資格として
有名な「NSCA-CSCS」についてお話しさせていただきます!
今回の記事で分かること
- NSCA認定資格「NSCA-CSCS」とは
- NSCA-CSCSの受験資格・条件
- 受験料と必要書類
- 試験方式と時間
- CSCS取得のメリット・活躍現場
私(とよ)は「NSCA-CSCS」を取得し、
現在パーソナルトレーナー兼パーソナルジム経営者として活動していますよ!
合格までの勉強方法については
をぜひお読みください♪
NSCA認定資格「NSCA-CSCS」とは
まずNSCAとは、
NSCA(National Strength and Conditioning Association)
1978年にアメリカで設立されたストレングストレーニングと
コンディショニングに関する国際的な教育団体で、
現在では世界78の国と地域において会員が活動しております。
NSCAの資格認定者数は2021年6月現在、全世界で延べ55,000名を超えており、
日本国内でも多くのトレーナーがNSCA認定資格を取得して活動しています!
そのNSCAが発行する「NSCA-CSCS」は
1985年に認定試験が開始され、ストレングス&コンディショニングの認定資格として
唯一、1993年より全米資格認定委員会(NCCA)の承認を受けている資格です。
CSCSは主にスポーツパフォーマンス向上を目指す、アスリートやチーム向けの資格ですが、
パーソナルトレーナーとしても有効です!
私の場合は、
パーソナルトレーナーとして活動しつつ、
ゆくゆくはアスリートやチームのストレングス指導をしていきたいという思いから、
CSCSを取得しました!
NSCAには「CSCS」の他、「CPT」という資格もあります!
そちらもパーソナルトレーナーの方で保有されている方は多いですよ!
もしCSCSの受験資格を満たす方で、今後アスリートやチーム指導をしていきたいと
お考えの方は、CSCSの資格取得も検討してみてはいかがでしょうか?
NSCA-CSCSの受験資格・条件
NSCA-CSCSの資格認定条件は下記の通りになります。
- NSCAジャパン会員である(出願時・受験時に会員であること)
- 学位(学士・修士・博士)取得者、または高度専門士の称号の保持者(*1)
- 有効なCPR/AEDの認定者(*2)
- CSCS認定試験 基礎科学セクションに合格
- CSCS認定試験 実践/応用セクションに合格
(*1)
CSCSで要求される学位として認められる大学とは、
学校教育法が定める4年制大学または6年制大学です。
日本国外の大学では、その大学が所在する国からの認可を得ていることが必要です。
高度専門士の称号を付与する専修学校はこちらから(文部科学省ウェブサイト)ご確認ください
(*2)
傷病者の対象を成人とした講習会の中に実技評価が含まれていることが
NSCA資格認定に有効なCPR/AED認定になります。
CPR/AED認定者となるには講習会に参加する必要があります。
有効な講習会の例を以下に挙げさせていただきますので、
これからNSCA認定資格を取得しようと考えられている方は
お近くの開催場所にお申し込みください。
・MFA JAPAN(プログラム-ベーシックプラス、コア・プログラム-ケアプラス)
・各消防署(普通救命講習、普通救命講習1、普通救命講習2、上級救命講習)
私は前職で兵庫県医師会認定のAEDインストラクターを取得し、
出願の際にその認定証を提出しましたが、
有効な資格として受理していただきました!
NSCA認定資格取得に際して、
- NSCAジャパン会員である
- 有効なCPR/AEDの認定者
は「NSCA-CPT」を取得でも資格条件となります。
いざ受験しようと出願手続きした後に、有効期限が切れていた・・・
なんてことにならないよう、期間に余裕を持って受験に臨みましょう!
受験料と必要書類
CSCS受験にあたって、受験料と出願時に提出する書類が必要になります。
CSCSの受験料
CSCS受験料は以下になります。
CSCS認定試験 | 50,200円(税込) |
1セクション | 30,400円(税込) |
1セクションとは、初回のNSCA認定試験後、
「基礎科学セクション」もしくは「実践/応用セクション」の
いずれか1セクションのみ合格された方が、合格日から1年以内に
もう一方のセクションを受験する際に適用される受験料です。
1年を過ぎてしまうとCSCS認定試験を再受験となりますので、
1年以内にもう1セクションの合格を目指していただくことをおすすめします!
出願の際に必要な書類
CSCS受験にあたって出願時に、下記いずれかの証明書(原本)をもって
学位取得や称号保持の確認が行われます。
発行日が1年以内のものの提出が必要ですので、出願前に準備しておきましょう。
- 学位(学士、修士、博士)取得者
・卒業証明書
・学位授与証明書
・修了証明書(主に大学院)
・transcript(主に日本国外の大学)
※卒業証書などの原本・コピーは学位証明の書類とは認められませんのでご注意ください。 - 学校教育法が定める4年制大学もしくは6年制大学の卒業見込み者
・卒業見込み証明書
※出願・受験の書類としては有効ですが、
合格日から1年以内に卒業証明書を提出して資格認定となります。 - 高度専門士の称号の保持者
・卒業証明書
・高度専門士称号取得証明書
※卒業証明書に高度専門士の称号付与の記載が無い場合は、
高度専門士の称号付与が記載されている卒業証書のコピーなどを
合わせて提出する必要があります。
CSCSの試験方式と時間
ここからはCSCSの試験方式と試験時間についてお話しさせていただきます!
CSCS認定試験の方式
試験は3つの選択肢から解答する3択方式になります。
パソコンの画面上から試験問題に解答していきますが、
もう一度見直したい問題などはタグをつけておくと全ての問題を解答後に
ピックアップして見直すことができます。
私も試験の際にかなり活用しておりました!
解答に不安な問題があればタグ付けして、
後から見直せるようにしておくことをおすすめします!
また試験の際、下記の持ち込みは禁止されております。
試験前に受付でメモ用のシートとペンが渡されますので、
計算問題などはそのシートを使って計算するような感じですね!
私の場合は、試験直前まで頭に詰め込んだ内容を書き出したり・・・
というような使い方もしていました!
各セクションの試験時間
基礎科学セクション | 1時間30分 |
実践/応用セクション | 2時間30分 |
合計 | 4時間 |
「基礎科学セクション」、「実践/応用セクション」の間は15分の休憩があります。
1セクション受験の場合、休憩時間はありません。
休憩では、お手洗いや水分補給などいただく時間になります。
私は水分補給などは手短に済ませたら、時間ギリギリまで
実践/応用セクションの復習や見直しをしていました!
CSCS取得後の活躍
NSCA-CSCSを取得することでCSCS資格保有を条件としている(または優遇している)、
ジムへの就職(転職)も可能になります。
大手フィットネスクラブでの契約パーソナルトレーナーや、パーソナルジムのトレーナー、
チームのストレングスコーチとして活躍するのも夢ではありません。
またNSCAジャパンでは、全国のスポーツ施設やジムの求人掲載もしていますので、
そちらの求人募集からあなたの活躍したいフィールドを応募することもできます!
CSCSはパーソナルトレーナーとして活動するのはもちろん、
アスリートへのトレーニング指導を行なっていきたいとお考えの方は
ぜひ取得を目指してほしい資格です!
私たちのパーソナルジムにはCSCS取得トレーナーが(私含め)在籍していますので、
一般の方以外にも多くの現役アスリートの方に通っていただいています!
パーソナルジムを独立したいとお考えの方は、指導スキルは幅広い方が
良いと思うので、私は取得をおすすめします!!
まとめ
みなさんいかがだったでしょうか?
パーソナルトレーナー認定資格の取得は、パーソナルトレーナーとして
活動していく上でまず最初に目指していただきたいです。
その中でもNSCAの認定資格「NSCA-CSCS」はパーソナルトレーニングの他、
チームやアスリートへのストレング指導と、トレーナーとして活躍のフィールドが広がります。
また「NSCA-CPT」の上位資格にも位置付けられていますので、
資格条件を満たす方は「NSCA-CSCS」取得を考えられてみても良いと思いますよ♪
この記事を読んでCSCS取得目指して勉強しようかなと思っていただいた方は
私が実際にしていた勉強方法も参考いただけたら嬉しいです!
最後まで読んでいただきありがとうございました♪