トレーナー未経験、別業界で働く会社員がパーソナルトレーナーになるには
私自身パーソナルトレーナーとして活動していると、よくいろいろな人から聞かれるので、これからパーソナルトレーナーを目指す方にパーソナルトレーナーになるためにはどうすればいいのか、お話させていただこうと思います。
ある日、学生時代の後輩からこのような連絡がきました。
とよさんお久しぶりです!
トレーナーの仕事に興味があって、とよさんがトレーナーしてはるのを知って連絡させていただきました!
トレーナーにはどうしたらなれるのか良かったら教えて欲しいです!
パーソナルトレーナーになる方法
まずパーソナルトレーナーとしての活動方法はたくさんあります。
代表的な方法を挙げると
- フィットネスクラブなどと業務委託契約する
- パーソナルジムに就職する(転職する)
- 独立開業(起業)する
が一般的なのではないでしょうか?
他に私の知っている方の中には、SNSで情報発信し、全国のフォロワーに出張でパーソナルトレーニングを行う方もいらっしゃったり、今はYouTuberやライバーなど配信系をメインに活動している方もおられると思います!
様々なジャンルで活躍されてますね!
私は前職を辞めてすぐパーソナルジムを開業し、パーソナルトレーナーとして日々お客様のトレーニング指導を行なっています!
ここからは先ほど挙げた代表的な3つの方法について、それぞれご説明させていただきます!
プロフィールに私がパーソナルトレーナーになった経緯も書いておりますので、また良かった読んでいただけたらと思います!
業務委託契約パーソナルトレーナー
業務委託契約パーソナルトレーナーはフィットネスクラブなどと業務委託契約を交わし、自身で契約先の会社が運営する店舗内でトレーニング指導を行なっていくという働き方です。
メリット
- テナント賃貸料などの費用が抑えることができる
- 認知度も高く、来店者数も多いため集客しやすい
- マシン設備が豊富なので幅広い指導が可能
デメリット
- 業務委託契約のため、給与は完全出来高報酬
- 売上に対して〇〇%が施設利用料として差し引かれる
- 社内の規定に則って指導を行う必要がある
- JATIやNESTA、NSCAなどの有資格者が条件
業務委託パーソナルトレーナーの最大のメリットはやはり、テナント料やその他発生する税など費用をかなり抑えられることです!
パーソナルトレーナーとして一歩を踏み出す多くの方は業務委託契約からスタートされています!
ただ売上の〇〇%は施設利用料として給与から差し引かれるなど、契約会社または売上額に応じて委託率が変わってきますので人気トレーナーとなり売上額が増えれば増えるほどその分引かれる金額も増えていきます。
だから独立して個人のパーソナルジムを開業するパーソナルトレーナーも多いんです。
じゃあ最初はフィットネスクラブでたくさんのお客様を抱えることができたら、独立して自分のパーソナルジムを開業し、そのお客様に来てもらえれば開業当初から安定した売上を確保できるじゃん!
と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、それは絶対にしてはいけません!!
契約に際しての規約にも
「当クラブ会員のパーソナルトレーニング指導などの行為を施設外で行うことは禁止する」
のような文言が記載されているかと思います!
もし規約違反の行為を行った場合は法的措置を取られかねないので絶対にやめましょう!!
パーソナルジムに就職する(転職する)
パーソナルジムに就職するとは、複数店舗を展開しているパーソナルジムや個人パーソナルジムに就職(雇用)されるという働き方になります。
フリーランスや独立開業ではなく、企業などに属するということになりますので、いきなり独立は不安・・・という方にはまずはこちらを検討されてもいいのではないでしょうか?
メリット
- 給与・休日が確保されており、福利厚生などもある。
- 社内研修・マニュアルがあるので、トレーナー未経験でも可
- JATIやNESTA、NSCAなどの資格を持っていなくても良い
デメリット
- 基本的にマニュアルに則った指導のため、指導できるお客様が限定される
- 転勤や部署異動などがある
- どれだけ人気トレーナーであっても給与は増えにくい
パーソナルジムに就職するメリットは、未経験でもパーソナルトレーナーになれるということです!
実際に、私が前職のときにアルバイトスタッフとして働いていた子が、新卒採用で大手パーソナルジムに入社しましたが、トレーナー未経験でしたが社内研修でトレーニング指導などを学び、トレーナーとして働いていますよ♪
パーソナルジムに就職することは、先ほどの業務委託契約のようなフリーランスとして活動することではないので、リスクも少なく、安定した収入を求める方におすすめです!
独立開業(起業)する
独立開業(起業)とは、言葉の通り自身でパーソナルジムを立ち上げてパーソナルトレーナーとして、経営者として働くのですが、私はこの方法からスタートし、現在も3名の共同経営という形で経営しております。
メリット
- ジムのコンセプトやトレーニング指導など自分の理想のジムにできる
- パーソナルトレーニングの他、グループトレーニング、チーム指導など指導の幅が広い
- 収入は頑張り次第で無限大
デメリット
- テナント賃貸料や様々な税、銀行などから融資を受けた場合はその返済など費用が発生
- 認知度、ブランド力はゼロからスターとするため、集客まで時間がかかる
- 売上から費用を差し引くと収支マイナスとなることもある
やっぱり開業の最大のメリットは、自分の理想とするパーソナルジムを経営できるということですね!私はパーソナルトレーナーとして一般のお客様のトレーニング指導をさせていただくことが多いですが、高校球児のストレングス指導や小学生の運動指導など様々なことをさせていただいています!一緒に働いている別トレーナーはコンテスト出場者を主に指導していたりと自分の得意分野でやりたいことができるというのも開業のメリットですね!
収入も頑張れば頑張った分だけ得られますが、コロナ禍1度目の緊急事態宣言の時にでた休業要請で休業していた期間は収入はマイナス、給料はゼロということもあります。
パーソナルジムの開業(起業)はまさにハイリスク・ハイリターンですね!
ちなみに開業にあたって資格は必要ありませんが、ご自身のブランドやトレーニング指導、経営スキルによほどの自信がない限りは資格は持っておくことをおすすめします。
またこちらについては別の記事でお話しさせていただこうと思います。
まとめ
みなさんいかがでしたでしょうか?
この記事を最後まで読んでいただいた方は、パーソナルトレーナーに興味を持たれていたり、すでにパーソナルトレーナーに向けて取り組まれているのではないでしょうか?
今回ご紹介させていただいたのはあくまで代表的な方法で、今は様々な方法で活躍されているトレーナーの方はたくさんいらっしゃいます。
私はパーソナルジムの開業という道を選びましたが、一人で開業したのではなく、三人で開業しました!同じ志でお互いの足りないところを補い合える関係だからこそできることなので、もしあなたの周りにも同じ志の方がいらっしゃれば二人で一緒に開業するのも良いかもしれませんね♪
今回の記事が一人でも多くのパーソナルトレーナーを目指す方の参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!!